Route53 + CloudFront + S3でHTTPSするよ!! その1

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今回は、ドメイン取得とブログをどこに置くかを考えます。

ちまたでは、NuxtJSで静的サイトを作って、Netlifyでホスティングが最強説と騒がれていますが、
Netlifyがよくわからんので、とりあえずいじったことのあるAWSでやっていこうと思います。


ドメイン取得

レジストリとかレジストラとか、ネームサーバーとかwhoisとかよくわからない用語がちょこちょこ飛び出してくるので簡単に説明。

■レジストリ

各ドメイン情報を持つデータベースを管理している機関になります。
ドメイン(.com/.netとか)によってレジストリは異なる。

まあ気にしなくていいです。

■レジストラ

ドメイン登録時業者。
お名前ドットコムとかxdomainとかですね。

■ネームサーバー(DNSサーバー)

インターネット上のドメインとwebサーバーを紐付けるためのサーバー。
サーバーにはIPアドレスが割り当てられており、ドメインとIPアドレスを紐付けるのがネームサーバーです。

■whois

ドメインの登録者情報。
登録している人がだれなのが確認することができます。

■whois情報公開代行

whoisで公開される情報をレジストラが代行してくれるサービスです。
代理公開されると、個人の情報がインターネッツに公開されなくてすみますので、必ず確認しましょう。

xdomainでは、whois情報の変更から『弊社(XSERVER Inc.)名義で代理公開する』にチェックを入れれば完了です。

さて、
xdomainでドメインを検索して、希望のドメインがあれば会員登録もろもろして申し込み完了です!


AWS

Route53

まずはなんといってもRoute53
ドメイン登録からインターネットトラフィックのルーティングからヘルスチェックまでやってくれます。

xdomainでドメインは取得してるので、ルーティングを任せましょう。
ドメイン名をアドレスバーに入力したときに、Route53はウェブサイト等にルーティングしてくれます。

ホストゾーン1つあたり50円で利用できます!


Simple Storage Service(S3)

オブジェクトストレージサービスで、静的サイトのホスティングもできます。

※静的サイトには、クライアント側スクリプトが含まれていることもあります。
※対して、動的サイトはサーバー側の処理(PHP、JSP、ASP.NET など)が使用されます。
※S3ではサーバー側の処理はサポートされません。
※データベースへのアクセスはLambdaを使えば可能ですが、RDSはちょっとお高いのとセキュリティーについて考える必要がでてくるため、今回は使用しません。

CloudFront

いわゆるCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)で、
世界中にエッジロケーション(要はコピーされたサーバー)が点在していて、サイト訪問者の一番近くのサーバーからレスポンスされて高速ですって感じです。

Route53とS3だけでも静的サイトのホスティングが可能ですが、SSL通信(https)じゃないと「安全じゃない」扱いをうけてしまうので、CloudFrontとACMを使ってhttpsにします。

S3は直接SSLを利用できないのでCloudFrontをかませます。


ACM(AWS Certificate Manager)

httpsにするには証明書の発行が必要になりますが、ACMでポチポチするだけで設定できてしまいます。

間違えてACMプライベートCAを選んでしまうと、$400/月の料金がかかってしまうので注意が必要です!!

間違えてACMプライベートCAを選んでしまうと、$400/月の料金がかかってしまうので注意が必要です!!

大事なことなので2回言いました。

とりあえず今回は構成の概要を説明しました。
次回はもろもろの設定について書いていこうとおもいます。